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やっぱりスゴいぞ、山口 晃氏 [アートに触れる]

朝から冷たい雨が降ったりやんだり
今日は今シーズン一番の寒さ
午前中の打ち合わせの外出は冬の様相
雨が冷たい

今日は七五三
地域にもよるのだろうけど、私は七五三の記憶がない
今はわからないけどたぶんそういう風習がなかったんじゃないかなぁ
今度母に聞いてみよう

楽しみにしていた美術館「えき」KYOTOで開催中の『山口晃展』
img571.jpg

このところ大好きな画家 山口晃氏
相変わらず精力的に活動している彼の力量には本当に”スゴい!”と思ってしまう
”スゴい”というのは何もかも含めて、うまくいえないけど細かく説明するのではなく、見ると自然にその言葉が出てくる
大和絵や浮世絵を思わせる手法の中でユーモアを交えて緻密に描いている作品には、いつも思わず”にやっ”としてしまう
洛中洛外図屏風のような俯瞰で描いた作品は、とても細かく緻密で画面の隅々まで見るといろいろな面白味が隠れている
そしてそれを見つけたとき”にやっ”としてしまう
本当に細かい
大きな画面にそれだけの構図を、全体を見渡す感覚にも感心させられる
また今回は五木寛之氏の新聞小説『親鸞』の挿絵も原画が展示されていてとても見応えがある
その中には基本であるデッサンの確かさやイラストレーターのような一面を見せるセンスの良さなど
人物を描く際、とてもよく観察してきている熟知した手の動きが想像できる
学歴からもわかるように才能の豊かさは、今の為に生まれてきたように思うくらい
絵の落款のところには「山愚痴屋」と書かれていて、北斎や宗達のような浮世絵師を意識しているのが伺える
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・・・お気に入りの「摩利支天像」と「五武人圖(参)」

ちょっと前の愛媛県美術館での現代アート展、4年前のアサヒビール大山崎山荘美術館での個展『さて、大山崎』でも楽しく拝見したけど、今回もそれ以上におもしろく楽しい
会場には直接壁に自画像を登場させ、はしゃぐ姿が描かれていたりユーモアいっぱい
とても甘いマスクのせいか最近では鼻の下のヒゲを蓄えている(貫禄の為?)

彼はちょっとした電柱フェチみたいで以前NHK教育テレビで電柱について語っていた番組を思い出す
今回もしっかり電柱コーナーがあった
今回の個展は「平等院養林庵 襖絵奉納記念」ということ
機会を見てまたそちらも訪ねてみたい

ますます大好きになってくる
それにしても琴線をくすぐられる作品を生み出す彼の頭の中はいったいどんなふうになっているんだろう
どんどんこの先世界に羽ばたくことだろう
画集が届くの楽しみ!
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