またしても・・・・

まず始めに、このふがいない私を責めておこう・・・
情けないけどこんな性格の私
一ヶ月以上ぶりの登場です

もうすっかり秋、です
このずいぶんとご無沙汰になった理由は自分の中で調子がイマイチだった、ということ・・・・か
ちょっと仕事忙しくて弱ってるところに風邪引いて声が出なくなった、という初めての経験
と言っても身体は元気で普通に動き回っているのに声が出ない
一ヶ月近く声がかすれたままで｢それが元々私の声なんだ｣などと言われたり、妙な体験
いろいろなことが起こるものです

心地いい季節になったんだし、また活動を復活させなくては
京都の町はイベントが目白押し

FOIL GALLERYで開催中
『大宮エリー｢思いを伝えるということ｣展−−造形と言葉のインスタレーション』

場所は智恵光院すぐそばのFOIL GALLERY
今年４月にオープンしたというちょっと古いビルの一角
それまでは東京で活動していたという

東京で開催して大盛況だったというこの企画展
いろいろなメディアで取り上げられていてとても気になっていたもの
東京の会場をごっそりそのまま持って来た、という
文字通り文字、言葉を造形として目に見せて、その中でそれぞれの観客が体感する一体型インスタレーション
一般的な展覧会でも絵画などの造形物を見てそれぞれが思い思いに感じ取る訳だけど、
この展示ではそれが文字となっている
四方から私に問いかけてくる
視覚だけでなく読む、ということで言葉として訴えかけてくる
その言葉を自分の中で思考する訳だ
見せ方もおもしろく、それぞれの言葉（詩）にうまく合っている
ただのタイポグラフィ、モノグラムだけではない
会場内は撮影可能、こんな感じでした
　

　

そしてもっと大きな比重を占めているのが、その言葉の内容、詩の内容だ
コミュニケーッション不足と言われる昨今、私もしゃべるのはうまくない
言いたいことを的確に言えなくて｢結局なにが言いたいんだ｣とよく言われることもある
こうして文字にするとまだ少しはマシなのだけど、頭が悪いせいか、いつも考えがまとまらない
そんな小さな世界を的を得たようにフォローしてくれている詩（うた）
胸に刺さる言葉の数々
考えてみると言葉とはとても重い
何気に耳にした言葉にとても影響を受けたり、耳についてはなれなかったり・・・
この展示の中にもはっきりアタマからはなれない言葉がある
｢思い（想い）は言葉にして相手にはっきり伝えなくては伝わらない、伝えなくてはそこでゼロになってしまう｣
そう、そうなんだ
それくらいわかるだろう、と何も言わなければそこで終わってしまうのだ






尽きることなくいろいろ書いてしまいそうだけど、なんかいろいろ考えさせられた内容
この私でさえ感動してしまったのだし、悩み多き若者たちにはどれほど突き刺さることか・・・
盛況だったことがよく伝わる企画展
この大宮エリーさん、ただ者ではない（顔写真を見るとどこかで見たことがあるような・・・）
ぜひオススメです
・・・本、買ってしまった　たくさんの言葉（詩）が・・・

・・・1Fはカフェマーブル、2,3Fがギャラリー